当blogは誰がなんといおうと音楽ブログです。


by ina17ina
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2005年 03月 20日 ( 1 )

                 「BECKという突然変異」



POPアーティストにとってルックスは最重要事項だ。


以前にも触れたとおり、売れる売れないの偏差値的基準は私にとってはあまり意味の無いことである。
私の「Folk Musicを聴こう」をご愛読してくださる方々には、この意味が明白にわかっていただけると思う。


これまで1990年代のFolk Musicのアーティストたちについて多く触れてきたが、90年代のFolkを語るうえでどうしてもシカトできないカテゴライズがある。

「BECK以降・BECK以前」と呼ばれるジャンルがそうである。


90年代。それはPOP Musicのリスナーにとって、あらゆる時代やジャンルの音楽に等価に触れることが出来るようになった時代として後世に記憶されることだろうこの時代にこの「時代の異端児」は現れた。


戦前のデルタ・ブルースにブレイクビーツを載せたようなあまりに「異質なFolk Music」に度肝を抜かれると同時に嫌悪の意をあらわにする方も多かったように思う。


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もちろんこれまでにだってこういった新たな環境を求めるアーティストは吐いて捨てるほどいた。白人がHIP HOPで2拍4拍の表で韻をふむことであっても初ではないだろう。

しかし、ここまでシーンを鼻で笑うかのような小気味良いリフやフレーズを過去のものから吸い上げ再構築し、年齢(ルックスも含め)、似つかわしくないオヤジ趣味でフォーキーなフレイバーを創り上げる才能は「まじめに体系立ててお勉強するアーティスト」とはかけ離れた「孤独なオタク」と形容するに相応しい存在である。


最近ごくたまに、「自分は『Folk Music』というよりもBECKという人格に惹かれているのかもしれない」思うことがある。
それだけ「孤独なオタク」は私のような多くの「不十分なオタク」を魅了し続ける。



 彼は王道でありながら常に直球ではない。一定のポピュラリティーを持ちながら、七色の変化球をもっている。しかも聴くたびに確実に心をかき乱されるからやっかいである。



「Sea Change」はスピーカーの前で「正座」をして聴きたい失恋 Songである




次回は、ジャンヌダルクと森下千里についてご紹介します。(涙目で)

追記
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by ina17ina | 2005-03-20 21:04